皆さんは、何かを検索した際に上に上がってくるホームページは、どのようにして上に表示されているのかご存知でしょうか。
「沢山の人にいっぱいクリックされているから上に出てくるんでしょ?」や、「いっぱいみられているから上に表示されるんだよね?」というのは間違っています。(これらは実際私の周りでよく耳にする誤った情報です。)
そもそも、順位が低いホームページは誰かが検索したとしてもほとんど表示されないため、いつまでたってもクリックも閲覧もされず、永遠に上に表示されることはないということになってしまいます。
では一体、どうすれば自分のホームページを上に表示させるようにできるのでしょうか。そもそも誰が順位を決めているのでしょうか。
答えは『Googleがすべてを決めて』います。
正確に言えばGoogleが開発したロボットが、表示されるホームページの順位を決定しているのです。
実はあのYahoo!もこのGoogleのロボットを採用しており、事実上Yahoo!、Googleのどちらもそのロボットが順位を決めているということになるのです。
つまり、検索された際に自分のホームページを上に表示させるためには、そのロボットに気に入られるようなホームページを作っていく必要があります。そのためのテクニックを、『SEO』と呼ぶのです。
ロボットがホームページを判断する2つの基準
ロボットがあなたのホームページを判断する基準は2つに大別されます。
それは
・内的要因
・外的要因
の2つです。
つまり、ロボットはあなたのホームページを内側と外側から見て総合的に順位を上げるかどうかを決めているのです。
SEO=「会社に内定をもらうための手引書」のようなもの?
仮にホームページの順位決め=面接、上位表示=採用、ロボット=面接官、ホームページ=就活生として考えてみましょう。
採用をするにあたり、面接官はまず就活生の中身を見ます。中身がペラペラだったら、まずそんな就活生を採用はしません。色々なことを知っていて、何よりそれらを自分の言葉できちんと説明できるかどうか、そんなところを重視しているのです。
また、その説明は理路整然とされていなければなりません。何が言いたいのか、何を見てもらいたいのかメリハリをもって表現できていなければいけないのです。
また、他の人つまりその就活生の周りの友達や知り合い、親や兄弟などどのような人と付き合っているのかを面接官は見ています。
悪い友達や不良とばかりつるんでいるような人に対しては評価はもちろん低くなりますし、逆に周りが弁護士や官公庁に勤めている人ばかりであれば、おのずと評価は上がります。
こうして、内面・外面ともに良好と判断された就活生のみが、会社に内定をもらえるというわけです。
内的・外的要因の具体的な例とは
さて、では実際に順位を決める際、ロボットがホームページをどのようにして評価するのか、その具体例を見ていきましょう。
内的要因の具体例
・ページ数が多い(中身がしっかり詰まっている)
・他のサイトからのコピーがない(自分の言葉で伝えたいことを語っている)
・h1タグ、meta keyword、titleタグ等がページごとに設定されている(話すことが理路整然としている)
外的要因の具体例
・他のたくさんのホームページからリンクを貼ってもらっている(友達が多い)
・中身がきちんとしたホームページからリンクが貼られている(しっかりとした友達が多い)
上記のようなポイントを重視し、ロボットが評価を下しているのです。
「人間は中身が大事」とよく言われますが、中身が大事なのは人間だけではありません。ホームページも中身が大事なのです。
ホームページの中身(内的要因)をしっかりと作り込んでいけば、いずれはそれを見た他のサイトの方(外的要因)がどんどんリンクを貼ってくれます。その相乗効果によって、ホームページはより上位に表示されていくのです。
まずは地道にブログを書くこと、ページを増やすこと。さらには読者の方々にとって興味深い、参考になるような実のあるページを増やしていくことが、SEOの最も地味でありながらも重要な秘訣である言えるのです。
ロボットが低評価するホームページ=嫌われ者
逆に中身がなく、話すことはすべて人の受け売りばかり、友達も不良ばかりという人を、面接官は採用したいと思うでしょうか。答えはノーです。
これをホームページに置き換えれば、ページが少なく、ホームページの文章は他のホームページのコピペばかり。他のホームページからリンクは貼られているが、リンクを貼ってくれているのは中身のないブログばかりの不自然なホームページということになります。
これに対し、ロボットは評価を下げるだけでなく、不正にホームページの評価を上げようとしているとみなし、最悪の場合は検索結果に表示させなくする『ペナルティ』と呼ばれる対応を行う場合すらあります。
そのような対応を行われないようにも、まずは自分の言葉でより多くの人に楽しんで読んでもらえるようなコンテンツ(内容)を含むホームページ作りを進めていきましょう。