2022 年 10 月 4 日、Googleはテストページで最適化案にテストを適用できるようになるとの発表を行いました。
そもそもGoogle広告では、運用をより効率的に行うためにこれまでのパフォーマンスやキャンペーン設定、Google検索全体のトレンドなどに基づき、
「最適化案」というカスタマイズされた提案を自動で行っていますが、
「実際にその最適化案をアカウントに反映した際の効果の把握が難しい」というユーザーの声を基に、対応を行った形となります。
参考:Google広告ヘルプ
具体的には2回のクリックで、元となるキャンペーンと最適化案が適用されたテストキャンペーンが比較できるテストを設定することができるようになるとのことです。 テストの期間としてはおおよそ1ヶ月ほど結果をモニタリングした上で判断することが推奨されており、
テスト完了時には
テストキャンペーンを新たなキャンペーンへ変換する
得られた学習内容を元のキャンペーンに移行する
ことなどによって、結果を実際のアカウントへと適用することが可能となります。
現時点においては全ての最適化案においてこの仕様が実装されているわけではなく、
「部分一致」「目標広告費用対効果」など一部の最適化案で利用することができるとのこと。
今後は数ヶ月というスパンの中で、より多くの最適化案について適用が展開される予定とのことです。
しかしながら、そもそも個人的には最適化案は鵜呑みにすべきではないと考えており、大事になるのは
「どのような指針を持って運用を行っているのか」
「提案されている最適化案はその運用の指針に対して逆行するものではないのか」
というように、 まずはしっかりと自らの頭で考えた上で、適用すべきか否かを判断すべきであると考えております。
その点から言えば、今回のニュースは最適化案を適用するか否かを検討する上での判断材料が増えることとなりますため、
Google広告ユーザーにとっては有益なニュースであると言えます。
ちなみに現状私が運用を行っているアカウントではこの機能は確認できておらず、これから徐々に適用されていくものかと思われます。
念の為Googleのサポートに問い合わせを行ったところ、以下のような回答が返ってまいりました。
「確認いたしましたところ、フルローンチ済みの機能であるようにお見受けいたしますため、日本でも適用されている状況でございます。
現時点では、部分一致のキーワードと目標広告費用対効果に関連する最適化案がある場合にのみ利用可能となっていること、お含みおきくださいませ。」
すでに本機能が適用されていたり、活用されていらっしゃる方がおられましたら、ぜひお話をお聞かせいただければ幸いです。
※本記事のニュースに関して、詳細をご覧になられたい方はGoogle広告の公式ヘルプページをぜひご参照くださいませ。
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