福島の企業のご担当者様とお話をさせて頂く際、SNSに話題が及ぶことがあります。
その際、SNSについて「よく知らない」というだけでなく、むしろ「誤解されている」方も少なくありませんでした。
そのため、いくら簡単にご説明をしたとしても、なかなか話が噛み合わないこともあります。
もしかすると自分が考えているよりも、福島のご担当者様の中にはSNSについて知らない方々や誤解されている方が多くいらっしゃるのではないか、との思いからこの記事を執筆しております。
本記事では
「SNSについて全く知らない方(あるいは誤解されている方)」向けに、
「SNSについて知っていただく、誤解を解く」ことを目的としております。
専門用語や難しい言葉は一切使用せず、イラストを多用しつつご説明させて頂きますので、
是非気楽なお気持ちでお付き合いいただければと思います。
インターネット、SNSとは何か
インターネットが登場するまでは、我々が生活する「現実世界」のみが存在していました。
しかしその後、「現実世界」とはまた別の世界「インターネット」が誕生します。
簡単に言えば「SNS」とは、そのインターネットの中にある「個人同士が繋がれる場所」のことを指しています。
SNS以前の生活
SNSというものがこの世に誕生するまで、我々の生活において「情報の発信・共有・収集」や「人間関係の構築」をするためには、
現実世界で直接会って、やり取りをする必要がありました。
(厳密に言えば手紙や電話などの手段もありましたが、やはり中心は”直接会う”ということでした。)
SNS以後の生活
SNSが誕生した後、我々の生活は大きく変わります。
これまで「情報の発信・共有・収集」や「人間関係の構築」をするためには、”直接会う”ことが中心でしたが、
それらは全てSNS上で簡単かつ効率的に行うことができるようになりました。
現代においては、現実世界でのつながりだけではなく、インターネットやSNSを通した人間関係の構築が、珍しくなくなってきていると言えます。
インターネットを通じた人間関係の構築で言えば、これはSNSではありませんが
最近の調査で「2022年に結婚した人の22.6%がマッチングアプリがきっかけ」というデータもあることから、その傾向が強まっていることが分かります。
よくある誤解
ここでよくある誤解についてお話しさせていただきます。
これは実際にあった出来事なのですが、
「SNSってホームページのお知らせのことですよね」というお話をいただいたことがあります。
確かに「情報を発信する」という点においては、SNSに近しい部分もあるのですが、これは正しくはありません。
”ホームページのお知らせ”と”SNS”の最も大きな違いは、
「情報が一方向に発信されているか、双方向であるか」という点にあります。
例えば、ホームページのお知らせを見たユーザーが、”いいね”や”コメント”などの行動を取ることはほとんどありません。
つまり情報はホームページ→ユーザーへの一方向の情報のやり取りしか生じません。
しかしSNSの場合には、あなたが発信した情報に対してユーザーは”いいね”や”コメント”などの行動を取ることができます。
つまり情報が双方向にやり取りされるということになります。
SNSではこの”双方向”のやり取りがしやすいシステムが構築されていることで、発信者とユーザー、さらにはユーザー同士での交流が起こりやすくなることが強みであると言えます。
炎上の仕組み
「SNSを使うと炎上したりするんですよね」というご質問をいただくことがあります。
もちろんSNSを使う人が必ずしも炎上するわけではなく、むしろそれらは少数ではあるものの、そのような危険な印象を抱いている方もいらっしゃると思います。
まずはSNSで炎上する仕組みをお伝えしたいと思います。
結論から言えば炎上が起こるのは、
情報の発信者が、「自分はインターネット上で発言をしている」ということを忘れた時に起こります。
例えば、あなたが会社の中心で人種差別的な酷い発言を大声で叫んだとします。
すると周りの人たちはその出来事を他の人にどんどん話し、気づいたら会社の全員にそれを知られてしまった。というイメージでしょうか。(例えが下手ですみません。)
さて、これが会社だけならまだしも全世界に広まる恐れがある、と考えるといかがでしょうか。
SNS上での発言には、そのような危険性があるということを念頭に置いておく必要があります。
このような危険性をなるべく最小限に抑えるための方法は、別記事におまとめしておりますので、ぜひそちらもご覧いただけますと幸いです。
では、どのSNSを選べば良いのか
これまでのお話で、SNSというものについて少しはお分かりいただけたでしょうか。
ではそれらを踏まえて、企業として具体的にどのSNSを運営していくべきなのでしょうか。
理想としては、Facebook、Instagram、Twitterなど利用者が多いSNS全てにおいて運営を行う方が、ユーザーと接触できるポイントが増えるために良いと考えられます。
しかし、SNS運営などのWeb専任担当者を配置するということは、多くの企業様においてなかなかに難しいところがあるかと思います。
その場合にオススメしたいのが、
「自社の顧客となり得るユーザー層が多く利用しているSNSを選ぶ」ということです。
例えばFacebookの利用者は国内で2,600万人と、Instagramの3,300万人には及びませんが、
Facebookを利用するユーザーの年齢層としては40-60代が多いという特徴があります。
逆にInstagramの利用者は10-40代が多く、Facebookとは異なるユーザー層となります。
このように、まずは自社の顧客となり得るユーザー層をしっかりとイメージし、その上で取り組むSNSを選定することで、
自社の情報を届けたい層に対して効果的に発信していくことができるようになると言えます。
※参考:Facebook、Instagramの利用者数は2020年9月時点
もちろんこれらは一例であり、他にも
「Instagramは基本的に画像・動画の投稿が中心になるため、ヴィジュアルに訴えかける商品・サービスが相性が良い」
「近年ではTikTokなどの動画投稿が中心のSNSが台頭してきている」などの変遷もあり、
SNS選定においてはこれら様々な点を考慮に入れることも大切なポイントであると言えます。
まとめ
今回はSNSについて全く分からないという方々を対象とし、SNSにまつわるお話や誤解を解くためのご説明を差し上げました。
少しでもSNS運営についてご興味を持たれました方々は、ぜひ「Facebook 運営方法」などのキーワードでご検索いただき、
本記事などよりもさらに分かりやすい、他社様のさらに詳細な記事もご覧いただければと思います。
現代においてはこのような様々な事柄について、文章力のある方々がどんどん記事としてアップされているため、
ぜひそれら情報へ、思いつくまま気の向くままにアクセスいただければと思います。
もちろん、当カントリーアドではSNS運営に関するサポートや、広告出稿のお手伝いもしておりますのでいつでもお気軽にお問合せくださいませ。
Comments