top of page
  • countryadstaff

福島のWeb広告代理店として気をつけていること。

更新日:2023年1月28日

久々の投稿となりました。


今回は当カントリーアドが、「福島のWeb広告代理店として気をつけていること」と題し、お客様とのやりとりの中で少しずつ定まってきた自らの考えや、実際の業務内容などについてお話しさせていただきたいと思います。


カントリーアドがどのような考えで、どのような仕事をしているのか、福島の皆様に少しでもご理解をいただければ幸いです。

 

大都市圏と福島のWeb広告

東京と福島のWeb広告の違い

私は以前東京で4年半ほどWeb広告の営業として、さまざまな企業様のマーケティング活動のお手伝いをしておりました。


SEOやリスティング広告、アフィリエイト広告やDSP、さらにはアナリティクスによる分析など、非常に広範な作業に従事していました。


その後、福島県の企業様のWeb広告をサポートさせていただくようになるわけですが、日々サポートをさせていただく中で、


東京のやり方をそのまま持ってくるだけでは、福島におけるWeb広告戦略としてはフィットしないということが身に染みて分かってきました。


そこには如何ともし難い東京と福島の環境の違いがあるのですが、具体的にそれは以下のようなものではないかと考えております。


・インターネットの知識、能力が違う

・Web広告に取り組んでいる企業が少ない

・広告費が違う


※あくまでも私の個人的な感覚・推察であることをあらかじめお含み置きください。


実際にはこれ以外にも様々な違いがあると思いますが、今回はその中でもわかりやすい3つを挙げ、一つずつ詳しくお話させていただきます。

 

インターネットの知識、能力が違う

Webリテラシーの違い

私個人としては、まずこのインターネットの知識、能力が違うということが、東京と福島の大きな差であると感じています。


つまりは、福島にはインターネットに詳しい人間が少ない。ということです。


事実、広告費の面から見れば、Web広告はテレビ・ラジオなどのマスコミ4媒体の予算とほぼ並んでおり、つまりは日本中で多くの企業がWeb広告を取り入れるようになってきていることになるのですが、


こと地方においてはインターネットに詳しい人間が少なく、Web広告はよくわからない→怪しい→取り組まないという判断になってしまっているとしても、何らおかしくはありません。


またこれは個人的見解ですが、地方では横のつながり、つまりは友人・知人からの紹介や既存顧客のフォローを中心として仕事を得ている印象が強く、


さらにはTVCMやチラシがまだまだ主流であることも相まって、Web広告を新たに取り組もうという企業が少ないようにも感じています。

 

Web広告に取り組んだ経験のある企業数が少ない


単純に比較して、Web広告に取り組んだ経験のある企業数は圧倒的に東京の方が多いはずです。


そのため「今すぐWeb広告に取り組まなければ」というプレッシャーもなければ、「取り組んでみたらこうだった」という企業間のやりとりも、福島においては圧倒的に不足していることが予想されます。

 

広告費が違う

Web広告費の違い

東京と福島の企業の広告費を比較して、福島の方が多いと答える方はいらっしゃらないと思いますが、事実広告費は首都圏などの大都市圏ほど高い傾向にあります。


実際のところ、「チラシやフリーマガジンには出稿しても、Web広告にまで広告予算を割く余裕がない」という企業様も多いのではないでしょうか。


さらに言えば先ほどのインターネットに詳しい人材の不足、そしてそこに割けるリソース不足というところも、予算に付随する大きな違いであると思います。

 

では、どんなところに気をつけているのか


ここまで簡単ではありますが、東京と福島における違いを列挙してまいりましたが、ここからはそれらの違いについて認識した上で、実際に


私がどんな点に気をつけてWeb広告戦略のサポートを行なっているのか、についてお話をさせていただければと思います。


具体的には以下の通りです。


・「分かりづらい」を「分かりやすく」

・どんなご質問にもお応えする

・ご報告はとことん丁寧に

・最低でも1つの具体的な改善案


一つずつご紹介してまいります。

 

「分かりづらい」を「分かりやすく」

インターネット広告をわかりやすく

Web広告には、携わる我々ですら嫌になるほどの大量の専門用語や様々な理論があります。


一例を挙げれば、CPC、CTR、CVR、CPA、GDN、YDA、リマーケティング、自動入札などなど。


Web広告を知っている人であればこの用語を用いた方が簡潔に会話ができるのですが、インターネットの知識や能力を持つ人が少ない福島において、


これらの専門用語を最初からそのまま使うことを、私は逆に失礼であるとすら思います。


そのため私が福島の依頼主様と初めてお話をする際には、専門用語をなるべく分かりやすくお伝えするよう心がけています。


例えば「CTRとはクリック率の略称であり、広告がクリックされた率を表しています。」と一つ一つご説明を行います。


これを何度も繰り返すことで、いつしか依頼主様の方から「今月のCTRは先月比で2%も高かったね」と言っていただけるほどになっていきます。


その他にも「この数値が低いということはこの部分に改善すべき要因があるかもしれません」という形で、具体的な改善点の見出し方についてもお伝えするようにしています。


例えば、広告から顧客候補をホームページへ誘導し、お申し込みフォームまでは訪問されているものの、その後実際のお申し込みまでは至らないケースが多いことが、解析ツールから判明したとします。


その場合、以下のような可能性が考えられます。

・お申し込みフォームの入力欄が小さくスマホから入力しづらい可能性

・ホームページに誘導した顧客候補が確度の低い人ばかりである可能性


(その他にも「誘導する過程において申し込みをするまでの信頼度が作れなかった」などまだまだ理由は考えられますが、ここでは割愛します。)


このように一つ一つの「分かりづらい」をできる限り「分かりやすく」お伝えすることで、最終的には依頼主様側にも、知識やノウハウを蓄積していただけるような対応を心がけています。

 

どんなご質問にもお応えする

どんなインターネットの質問にもお答えする

東京においては、Webにまつわる会社がたくさん存在します。


例えば、リスティング広告、SEO、ホームページの分析、ホームページ制作に特化した会社など、非常に多くの専門会社があります。


しかしながら福島においてそこまで多くの専門会社が存在しているわけでもないため、「相談する相手がいなくて困っている」「誰に何を相談すればいいかわからない」という声もよく聞かれます。


実際のところ、私もリスティング広告などの運用代行をご依頼頂きながらも、以下のような対応をすることは日常茶飯事です。


・Web広告の成果測定のタグ設定、一元管理

・解析ツールを用いたご報告、ホームページ改善のご提案

・Googleマップ(マイビジネス)の口コミ管理、MEOのご説明

・SEO上有益と思われるホームページ内部の改善提案

(煩雑となるため詳細は割愛しておりますが、この他にも非常に多岐にわたるお問い合わせをいただきます。)


つまりは、どんなご質問であったとしてもお応えができるように心がけている。ということです。


そのためには日々の勉強、準備を怠らないことや、ご依頼主様の疑問を解消し、より良い方向へと導いていけるような対応を意識し継続していくことが重要であると考えております。

 

ご報告はとことん丁寧に

Web広告のご報告

以前、東京の代理店に広告運用を依頼されていた企業様とお話をした機会がございました。


その際に驚いたのが「報告はA4用紙で3枚、あとは管理画面を共有してもらっただけ」というお話です。


もちろん管理画面を共有さえしてもらえれば、配信状況の把握や改善方法の検討をすることもできるわけですが、


企業様はそれができない、もしくはその時間がないからこそ運用を依頼されているわけであり、その程度のご報告では職務怠慢と呼ぶしかないようにも感じました。


カントリーアドでは、毎月最低でも2冊のレポート提出と1回のご報告会を必須とし、とことん丁寧なご報告を心がけております。


レポート面に関して言えば、

・1冊目は配信データを細かく記載したレポート(平均20-30pほど)

・2冊目は運用担当がそれらデータから重要な指標を抽出・1ページごとに分かりやすく所感を記載する他、具体的な改善案のご提案までを含めて手作業で作成したレポート

となっております。


さらに毎月1回のご訪問・ご報告を必須とし、もしコロナの状況からご訪問が難しい場合にはビデオ会議でのご報告を行なっております。


よく「報告はしっかりしてもらえますか?」というご質問をいただくことがございますが、心からの自信を持って「お任せください」とお伝えさせていただいております。

 

最低でも1つの具体的な改善案

インターネット広告は報告・改善が重要

これはあくまで仮のお話ですが、広告代理店2社から広告に関する報告があったとします。


A社の報告は「先月はこのような推移となりました。次月はこのような手法もあります」という簡素なもの。(実際にこの程度の報告書を見せていただいたことがあります。)


B社の報告は「先月はこのような推移となりました。このデータを基に新たな広告文(バナー)を4つほど考えてまいりましたので、内容に問題がなければ進めさせていただきますが如何でしょうか。また、解析ツールを見ますとホームページを〇〇すれば成約率が上がる可能性もありますので、ご検討をお願いします。そして昨年と比較するとこの数値が高くなっていますので、新たに〇〇のページも作成してみては如何でしょうか。」


というご報告があったとして、皆さんはどちらを頼もしいと思われるでしょうか。


私としては、B社のような具体的な改善案を提示してくれる会社こそ、Web広告代理店としてパートナーシップを組みたいと思いますし、


実際、毎月上記のような具体的な改善策をご提案させていただいております。

 

もう一つ心がけていること

誠実な仕事をする

実は、カントリーアドにはもう一つ心がけていることがあります。

それは「誠実でいること」です。


これを心がけるようになったのには、2つのきっかけがありました。


まず一つ、それは私の(お恥ずかしい)間違いがきっかけとなりました。


以前、私がYoutube広告についてお伝えするために執筆した記事「福島県民は、Youtubeを何人くらい見ているのか 」内にて、


読者の誤解を招きかねない表現で、Youtube広告をお伝えをしてしまったことがきっかけでした。(詳細に関しては別記事カントリーアドのこれからにて詳しくご説明しております。)


その際、ある方の善意のご連絡からその事実に気づき、即座に該当箇所を修正・謝罪文を掲載させていただくという経緯がございました。


情報を発信する者として正確性の低さと、それが与える影響に改めて気づき、「誠実さを持って情報を発信しなければならない」と、自らの心がけを見直すきっかけとなりました。


もう一つは、父からの一言がきっかけでした。


父は自ら起業し、今年で30年を迎える会社の代表でもあるのですが、私は父にこんな質問をしたことがあります。


「30年会社を続けていく上で、一番大事なことは何か」と。


すると父は


「嘘をつかないことだな。」とシンプルな答えをくれました。


「間違いない仕事さえしていれば、自然にお客さんの輪は広がっていく。嘘をつくのは簡単だが、いずれそれによって次の仕事はなくなっていく。だから嘘をつかずに良い仕事さえしていれば、自然と仕事は増えていくものだ。」と。


もちろん先ほどの記事の件も決して嘘をついたわけではなく、あくまでも誤解を招きかねない表現となっていたことが問題ではあったのですが、


いずれとしても父のこの言葉は、自分が仕事をする上で「誠実な仕事をしなければならない」という思いを、より一層強いものとしてくれました。

 

福島のWeb広告代理店として

シンプルが一番

物事は深く知れば知るほど、究極的にはシンプルになっていくもののような気がしています。


”KISS”とはWeb業界でもたまに使われる言葉ですが、これは「Keep it simple,Stupid.」の頭文字を取ったもので、「シンプルにしておけ、馬鹿者。」という意味合いで1960年代の海軍で使われ始めた言葉だとされています。


Web広告に携わっていると、どうしても枝葉末節の部分に目が行きがちになるのですが、実は原理原則は非常にシンプルであるのだろうと思います。


どれだけインターネットの技術が進歩し、効率的な広告運用ができる媒体が登場しようとも、大事なのは「その先にいる顧客(候補)のことを考える」が基本であることに変わりはないと、私は考えています。


そのためにはパソコン、スマホやデータなどと睨めっこをするだけでなく、またペルソナやカスタマージャーニーなどをいじくり回して悦に入ってしまうことでもなく、


実際に「顧客に聞いてしまう」ことこそが一番の近道だったりすることも往々にしてあります。


事実、クライアント様にご協力をいただき、顧客一人一人に細かくアンケートをとり、実際に電話でお話を伺うなどして、そこで得られた傾向をもとに媒体や出稿方法を変えたところ、問い合わせが4倍まで増えたという経験などから、


このことに対する思いはより一層強い確信へと変わってきています。


もちろん、シンプルな答えに辿り着くための様々な方法やテクニックは日々学んでいく必要はありますが、このように一番大事なことは常に念頭に置いておく必要があるのだろうと思っています。


カントリーアドではこれからも、そんな原理原則をしっかりと軸に置きながら、今日も福島の企業様のWeb広告全般のサポートに取り組んでおります。


もし何か、少しでもお力になれる部分がありましたら、お気軽にご相談をいただければ幸いです。


長々と駄文にて失礼致しました。最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント


bottom of page